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CBGとは?

フィトカナビノイドおよび合成類似体

CBG分離は、1964年に初めて報告されました。それはY.Gaonyらが、CBGと合わせて、様々なカナビノイドの構造と部分合成を報告したときでした。9 しかし、CBGは大部分の大麻類に比較的少量しか存在しないため、研究者はより豊富なカナビノイドTHCおよびCBDに取り組みました。10–16  天然に存在するカナビノイドの他に、過去数十年間で、多くの合成カナビノイド誘発性化合物が医薬品市場の先行医薬品として合成されてきました17,18。これらの化学修飾されたカナビノイドのいくらかは、THCに起因する向精神作用はないのですが、同時に、すでに知られているカナビノイド治療特性のいくつかを保持しています。17,18 しかし、合成薬は、しばしば溶媒残留物を含んでいて、新しい化合物であることから、重篤で時には生命を脅かす副作用を伴うという欠点があります。19,20 一方で、カナビノイドは、非常に長い間娯楽用として使用されてきて、生命を脅かす副作用は報告されていません。21

CBD、CBNおよびCBGのようなフィトカナビノイドは、向精神薬ではないのですが、THCの治療効果の大部分を保有します。これらのカナビノイドは、ますます多くの疾患および状態で有効であることが示されていていますが、それらの使用は、説明できないほどまだ限定されており、大衆向けになっていません。さらに、CBDについて多くの有効な科学的および臨床的研究がありますが、CBGは依然としてフリンジ化合物のままであり、その治療特性は未だ調査中です。

種子と大麻計画

カナビゲロール (CBG)とは?

大麻は、その多くの性質のために何千年も使われてきましたが、ごく最近、カナビノイドとそれらの誘導が研究の中で価値のあるものである、と重要視されるようになってきました。活動のメカニズムは、まずテトラヒドロカナビノール(THC)および第1のカナビノイド受容体CB1、続いて内因性カナビノイド、アナンダミド(アラキドノイルエタノールアミド、AEA)および2-アラキドノイルグリセロール(2-AG)が発見されるまで、未解決の謎のままでした。1-3  AEA、2-AG、およびCB受容体は、生理学者により再編成され、内因性カナビノイド系(ECS)として分類されています。1-3

ECSは、神経伝達物質と受容体の複雑なネットワークであり、体全体のシグナル伝達との情報伝達において共に働き、必須の神経興奮機能を調節し、体の恒常性の維持を助けます。4 AEAは、概して、ECSの強壮シグナル伝達物質とシナプス調節因子で、2-AGは、相平衡シグナル活性化因子と、ニューロンの脱分極およびシナプス可塑性の調停役として作用します。5

一方、フィトカナビノイドは、大麻植物に天然に存在するテルペンフェノール化合物です。 さらに、精神活性テトラヒドロカナビノール(THC)だけでなく、カナビジオール(CBD)、カナビゲロール(CBG)、カナビクロメン(CBC)などのような非精神活性分子も発見されています。6  CBGタイプの分子は、カナビノイドの前駆体で、多くの異なる治療特性を有することが実証されており、広範囲の疾患の治療のための新規治療法の開発のための有望な手段となっています。7-8  我々はこれを目指して、CBGの特性と治療効果に何する最新の研究成果を科学界に伝えています。

びんのcbdオイル

CBGの生化学

前に述べたように、CBG分離は、1964年に初めて報告されました。Y.Gaonyらが、CBGと合わせて、様々なカナビノイドの構造と部分合成を報告したときでした。 CBGは、テルペンフェノール化合物であり、他のカナビノイドと同様に、3つの異なる部分に分けることができます。異なる化学的および薬学的性質を有するだけではなく、分子の生体利用効率に異なる方法で影響も与えます。親水性部分は、カナビノイドの抗菌性および抗菌性を担うと考えられるフェノール環によって表されます。22 環は、反対側の端部において、2つの親油性鎖に連結されます。 1つはn-アルキル鎖であり、2つ目はテルペン作用です。それ自体が治療作用を示し、多くのCBGの医薬的性質に関連していると考えられます。7 2つの親油性部分を有することにより、他のカナビノイドと同様に、CBGは水溶性が非常に低く、同時に、細胞膜および組織によって非常によく吸収されます。

上記のように、CBGはTHC、CBDおよびCBNの天然前駆体です。 そのフェノール部分はおそらくポリケチド経路を介して形成され、それによってトリケト酸が中間体として示唆されている可能性があります。 その環化は、オリベトール酸を導き、CBGaシンターゼを用いたゲラニル二リン酸によってC-アルキレートとなります。23 このフィトカナビノイド、カナビゲン酸(CBGa)のカルボン酸形態は、他のフィトカナビノイドの合成にとって非常に重要で、それはフィトカナビノイドが生の大麻植物原料に現れる化学形態です。対応するカナビノイドは、その後、熱を介して脱炭酸することで得られます(表1)。24  CBN酸のTHC、CBDおよびCBN酸への転化も、それぞれTHC-、CBD-およびCBN酸シンターゼと呼ばれる、特異的酵素によって分類されます。

麻の植物に触れる

CBGの治療的特性

CBGについて実施された比較的少数の治験研究にもかかわらず、多くの標的においての薬理学的作用の証拠があります。 CBGは、CB1(Ki 440nM)およびCB2(Ki 337nM)において比較的弱い、部分的なアゴニスト作用を有することが示されていて、分子の非向精神特性を説明している。25 しかし、AEA摂取を阻害することによって間接的に内因性カナビノイドの色調に影響を及ぼすわけではなく、したがって、AEAのレベルが増加します。8  以前の研究では、抗不安および筋弛緩特性を説明することができる、THCまたはCBDと同等またはそれ以上の親和性の範囲で、γアミノ酪酸(GABA)吸収阻害剤としてCBGを支持していました。26

エバンスと同僚たちは、1991年に、CBGはリポキシゲナーゼ活性をブロックすることにより鎮痛作用および紅斑効果を示し、一般的な鎮痛薬よりも高い効力の範囲で炎症を軽減する7,27ことも示しました。7,28 CBGは、げっ歯類モデルにおいて抗うつ薬として作用することも同様に示しました。前述の効果のほとんどは、α-2アドレナリン受容体アゴニストとしてのその強力な活性によって、あるいは、5-HT1Aへの中程度の拮抗する結合特性によって媒介されます。29,3029,30 加えて、CBGはケラチノサイトの増殖を阻害し、乾癬の有用性を示唆しています。31 TRPM8拮抗剤として比較的有効であることから、前立腺癌や膀胱痛への適用の可能性も示唆されています。32,33さらに、CBGは、ヒト上皮癌において有効な細胞傷害性分子であることと、34乳がんに対して、CBDの次に最も有効なフィトカナビノイドであることが証明されました。35最後に、その強力な抗菌性および抗菌性(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、MRSAを含む)のほかに、適度な抗真菌効果を有することを示しました。22,36,37

加えて、多くの研究が、テルペノイドに関連した相乗効果の可能性も示唆してきました。テルペノイドは非常に強力で、周囲の空気から1桁のng・mL -1が血清レベルで吸入されると、動物や、人間の行動にさえ影響を与えます。大麻ベースの医薬抽出物の周囲効果に有意に寄与する可能性のある特有の治療効果を示しています。7例えば、リモネンは、乳癌細胞のアポトーシスを促進することによって、CBGおよびCBDと相乗作用することが示されてます。38一方、ホップに存在するテルペノイドであるミルセンは、アフラトキシン誘発の肝発癌を阻止することによってCBGおよびCBDと相乗作用します。39同様に、ラべンダー中に存在するテルペノイドであるリナロールは、不安の治療においてCBDおよびCBGと相乗作用すると考えられます。40さらに、CBCおよびCBGは、レモンバーム中に存在する天然化合物であるテルペノイドカリオフィレンオキシドと組み合わせた、抗真菌剤としての相乗的性質を示しており、スルコナゾールおよびシクロピロキソラミンなどの市販の抗真菌薬に匹敵する効力を示しています。41最後に、CBGaは、殺虫剤および抗飼料として、レモンバームテルペノイドと組み合わせた相乗的性質も示しており、作物や野菜を昆虫や寄生虫から保護するための有望な選択肢となっています。7

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将来の見通し

CBGは多くの治療において有望な結果を示してます。 しかしながら、CBGは植物中に比較的低濃度の中間体として現れるので、CBGオイルの治療的投与は、植物抽出から得られる化合物の希少性から、制限される可能性があります。

幸いなことに、最近の育種研究では、CBGとして100%のフィトカンナビノイド含量を発現する下流の酵素が不足している中でも大麻化学型を算出しています。42 CBGオイルの治療用途の幅広い多様性を拡大するためには、さらなる研究が必要ですが、Endocaでは、9年間の大変な努力と育種プログラムを経て、CBGオイルと純度99%のCBG分離菌を作ることに成功しました。

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